健康保険の扶養再確認の結果、32億円の負担額減

 協会けんぽは、平成25年5月~7月に実施された被扶養者資格の再確認の結果を公表しました。

 

 被扶養者資格の再確認を行った結果

・被扶養者から除かれたのは、約7万人(平成25年10月末現在)

・高齢者医療制度への負担額は、32億円程度の削減が見込まれる

 

 被扶養者から除外した理由は、『就職したが削除する届出を年金事務所へ提出していなかった。』というものが大半で、収入超過によるケースも見受けられたとのことです。

 

 高齢者の医療費は、協会けんぽ等の医療保険制度から拠出されますが、拠出額は、各々の医療保険制度の加入者(被保険者及び被扶養者)の人数に応じて算出されます。そのため、本来、除かれる方が届出を行っていないとその方の分も拠出額に加算されてしまいます。この拠出額は、健康保険の保険料率の決定の判断にも影響しますので、拠出額が増加しますと健康保険の負担増にも繋がってしまいます。

 

 今回の被扶養者資格の再確認は、来年度も実施される予定ですが、被扶養者が就職や一定の収入を超え、被保険者に該当しなくなった場合は、その都度、手続きを行いましょう。

 

 

日本年金機構「従業員の被扶養者に異動があったときの手続き」

http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=2041

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